誰でも知っているような童謡とか唱歌ですが
調べてみると意外な事実を知ることもあります。
私が体験した(大袈裟ですが)、童謡、唱歌にまつわる話を聞いてください。
まずは歌詞で二つほど。
雪やこんこ
雪やこんこ あられやこんこ
降っても 降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び庭駆け回り 猫はこたつで丸くなる
これ、実は2番の歌詞だったんですね。
1番の歌詞はこうです。
雪やこんこ あられやこんこ
降っては 降っては ずんずん積もる
山も野原も綿帽子かぶり 枯木残らず花が咲く
家内もそう覚えていました。
何故か・・・それは挿絵にありそうです。
たいてい次のような挿絵が使われるために
頭にそうインプットされたのではないでしょうか
子供的にも想像しやすいですし・・・。
次に懐かしい汽車の歌です。
汽車ポッポ
私は
汽車 汽車 シュッポ シュッポ シュッポ シュッポ シュッポッポ
と 全部 シュッポだと思ってました。
最初の二つはポッポだったんですね。
だからタイトルが汽車ポッポ・・・目からウロコでした。
次に舞台編
月の砂漠・・・すごいメルヘンチックで
アラビアやエジプトのイメージがあったんですが
実際は千葉県御宿の海岸の砂浜でした。
近くにはリゾートマンションが建っていて歌のイメージとはちょっと違いますね。
ても、逆に言うと 当時ここから砂漠をイメージした作者の加藤まさを氏には驚かされます。
もうひとつ、歌に込められた悲しい想いです
これは有名な話なのでご存じの方も多いかも知れません。
シャボン玉
二番の歌詞
シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こわれて消えた
風 風 吹くな シャボン玉 飛ばそ
作者の野口雨情は、長女に「みどり」がいましたが、産まれて7日目に死んでしまいました。雨情はその後何人かの子供を授かっていますが、その長女の死を後々まで悔やんでいたということです。雨情は後に生まれた娘・恒子も亡くしています。当時、2歳。そういう生まれて間もなく亡くなった子供へのレクイエムとして作詞をしたのではないかと言われています。
生まれてすぐに こわれて消えた
悲しい歌だったんですね。
以上 ありがとうございました