何年かぶりに「かもめーる」、正式には「かもめ~る」ハガキを買いました。無地もありましたが、価格は一緒だというので絵柄入りでひまわり柄を選びました。。
正式名は「夏のおたより郵便葉書(かもめ~る)」と言うらしいです。その歴史は古く昭和25年から「暑中見舞い用郵便葉書」と呼称していました。昭和61年より「くじ」(懸賞)付きとなり、愛称「かもめ~る」が付けられました。
その名前の選考過程では夏をイメージする「かもめ」と「メール」を合わせた造語が決まり、「カモン・メール」の意味も込められているといいます。個人的には夏=かもめというイメージはありません(笑)。
しかも、海のイメージが強いので海のない長野県の人たちがどういう印象をもっているか興味があります。ちなみに日本人の夏のイメージの上位は次の通りです。
セミ、海、スイカ、そうめん、夏休み、蚊、帰省ラッシュ、甲子園、うちわ、海水浴、プール、花火、汗、肝試し、麦わら帽子、熱中症、かき氷、朝顔、ひまわり、入道雲、夕立、盆踊り、熱帯夜、扇風機、陽炎、浴衣、雷、海の家、ビアガーデン、冷やし中華、等々。やはり、かもめは出てこないようです。季語を記した歳時記にも載っておらず、辞書的にはまさかの冬鳥のようです。ひょっとして「め」の字が欲しかっただけかもしれませんね。
販売枚数は推計2億5千万枚(一人当たり2.5枚)ほどで、年賀状の10分の1足らずです。かもめ~るは法人用が多いため、実質的には個人にはさほど売れていないと思われます。近年、販売ノルマの廃止も受けて更に減る懸念があります。一部ではくじの当選確率が上がるのを歓迎する声もあり。
さて買ったのはいいですが、年賀状同様、添える一言が出て来なくて困ってしまいます。4月に身内で不幸があり、たまたま近しく行動を共にした親戚より暑中見舞いが来たので、こちらも残暑お見舞いでお返しをという安易な行動から・・・。ということでなかなか文章が出てきません。この酷暑に新春のお喜びや皆々様のご多幸をお祈りするような年賀状パターンではおかしいし・・・無難にお身体に気をつけてしか書けません。
やはり、かもめ~るは年賀状のようにメジャーではないので難易度はMAXですね。