風野ゆうの素朴な疑問と一本勝負

全身全霊をかけて気ままに全力投稿

プロの仕事をして欲しかったですね

日本陸連とNHKは、前日に国立競技場で行われた男子の日本選手権1万メートル男子

で、テレビカメラクルーがトラックのコース上に出て、カメラコードに周回遅れの

選手が引っ掛かり、走路を妨害したことについて謝罪しました。

レースは世界選手権(7月、米オレゴン州)の代表選考会を兼ねて行われ、

上位選手のゴール後、レースが終わっていないにも関わらず、撮影しようとした

中継のテレビカメラクルーがトラックの内側からコース上に出てきてしまい、

周回遅れだった三田真司(サンベルクス)の首付近の上半身にコードが引っ掛かり、

バランスを崩しました。

同選手はその後、走り続けましたが、危険なシーンでした。

日本陸連の状況説明によると、カメラクルーは中継局のNHKのもので、

三田選手ら4人が走路変更を強いられた形です。対応した石井事務局次長は

「(三田の所属する)サンベルクスにはお詫び申し上げた」とし、

「このような事態はあってはならない。主催者として心よりお詫び申し上げます」

と謝罪しました。

問題のシーン

ゴール選手の近影を撮ろうとトラック内へ・・・

撮影クルー二人は周回遅れの選手に気が付いていない様子

おいおい、まだレース中だぞと怪訝な様子の三田選手

うまく進路を変えて走り抜けましたが

補助の撮影クルーと繋がっていたコードが首に当たり苦しそうな三田選手

何とか転倒を回避し慌ててコードを首から外して競技を続行

カメラマンはカメラの落下を何とか阻止

その後、撮影クルーはトラックの内側にあわてて退避。

その際、後続の数名の選手にも影響しました。

選手同士の接触は時々目にしますが、今回は徹底的に検証して欲しいですね。

聞けば、今回のスタッフはトラック競技も経験があり、試合を妨げてはならないことは

十分理解している筈です。撮り鉄の迷惑行為と同じレベルかも。

単に謝罪だけでは済みません。ツール・ド・フランスのような惨事に

繋がりかねませんから。

転倒して足を故障することもあり得ます。

ましてやプロの仕事。二度と起こらないようにお願いします。

試合後、病院に行き、検査を受けられたようですが首に痛みが残っているようです。