最近謝罪会見について考えることがあります。
テレビで謝罪の専門家という職業(経営コンサルタントの一部)があることを知って、
世の中ここまで来ているのかと感じます。
たしかに、テレビを見ていると様々なメディアで謝罪について語られていて、
その対象は政治家、芸能人など様々です。ここ最近ではテレビで良かった謝罪ランキングという特集もあったように記憶しています。
その中で、いい謝罪の特徴というのがあったので割愛してここで3点のみ紹介して
みたいと思います。
- 必ず全面的に認めること。
中には回りくどく、断片的にのみ認めている場合が無意識にあります。
<例> そんなつもりではなかったが結果的に、もし迷惑を掛けた人が
いるのならば謝ります・・・。これは責任回避そのものですね。
日本人は潔さを良しとする民族性がありますから、細かい経緯は抜きにして
「全て私の責任です」とやったほうが 謝罪については及第点。
そのあとの流れもそれに準じて行われれば謝罪会見も合格です。
2. 今後の身の振り方を自ら語らない事
これは、重要なポイントです。
会見中や謝罪中に「責任をとって~したいとか~させていただきます」と
熱く語る人がいますが、これは意外にいけない事なんだそうです。
その後の責任の取り方や行動は第三者や被害者側が語って
初めて納得するべき話で加害者が軽々に口にするのはご法度です。
3. 誠意の見せ方が重要
これは質的、時間的といってもいいでしょう。
会見前に質問には全て応え、時間的にも十分取りますと
いう姿勢を示すことが重要です。
悪いパターンで質疑応答は1社2つまでとか、説明だけ行い質疑はしないとか
質問があるのに会見を終了させるのは見てても逆に誠意がないと
反感を買うだけでしょうね。
まとめ
人間 誰もが過ちを犯します。過ちを犯さないという人間はいないと
様々な宗教や道徳本で語られています。
その過ちをどう反省し、活かしていけるか、このことに傾注していくことが
今後の人生や人間形成に重要なんでしょうね。
私も様々な局面で考えていきたいと思います。