風野ゆうの素朴な疑問と一本勝負

全身全霊をかけて気ままに全力投稿

日本語の難しさを再認識したこと

結婚おめでとうございます

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この酷暑の時期に更にホットな話題で暑さMAXです。

僭越ながら、両ご両人に贐の言葉を贈ります。

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今までは二人で見つめ合うことが嬉しかったと思いますが、これからは同じ方向を見ることに喜びを感じてください。

※ ↑ 私の結婚式スピーチの十八番です。

贐、あるいは餞とも書き、元々は「うまのはなむけ」から由来し旅立つ人の道中の安全を祈願し行う送別の宴またはそのときに贈る餞別のこと。旅立ちのときに、馬の鼻先を旅立つ方へと向けたことから転じて贐、あるいは餞という言葉になりました。花束のイメージから花向けは間違いなので気を付けましょう。お葬式の時は手向け(たむけ)の言葉です。

 

考えてみるとそういった間違いやすい言葉って多いですよね。

例えば、気の置けない友達ってどういう友達だと考えますか?気の置けないを油断ならない、打ち解けがたいといった意味だと思いがちですが、実は逆に 他人行儀な距離感がなく、気を遣ったり気兼ねしたりする必要がないほど親密であるさま(とても親密な間柄であるさま)を意味する表現なんです。なかなか難しい言い回しですよね。

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他人に何かしようとする時に「情けはひとの為ならず」という言葉もよく耳にします。

これは誤用が多く、情けをかけると甘えグセがついて良くないから厳しく接っせよ、という戒めのように捉えている人が多いようです。本当は情けを掛けるということは相手に掛けるというよりも巡り巡って自分のところへ良い報せがくるので他人には優しく接しなさいという意味なんです。

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確信犯というのも間違って使われているかも知れません。

悪い事と分かった上で行動する人と理解されている方が多いですが、実際は悪い事ではなく心から正しい事と信じて行う人のことなんです。

なかなか難しいですね。

うがった見方をすると・・・と書くとひねくれた見方と考えた方、間違いです。うがった見方というと「うまく本質をついた見方」という意味でいい意味に使われるべき言い回しですが言葉の響きのせいか悪い考え方のように思われるようです。

一姫二太郎、女の子一人と男の子二人の三人の子供という意味ではなく一番目が女の子、二番目が男の子の方が育てやすいという意味

号泣は激しく泣くことではありません。大声で泣くことが条件です。

爆笑とは大勢で笑うこと、一人で爆笑するはあり得ません、誤用です。

今、甲子園で高校野球が始まり、熱戦が繰り広げられていますが、監督が選手に

檄を飛ばすといい、これは元気のないものに強く指示、命令を出すと考えられていますが、本来の意味は、自らの意見を広め、大衆に同意を求めるという意味です。かなりかけ離れていますね。監督の仕事ではありませんね。

 

憮然といっても怒っているわけでもないし、破天荒といっても型破りな意味でもないし、雨模様と言われても雨は降っていないし、水菓子と言ってもゼリーじゃないし、斜に構えると言ってもひねくれてる意味でもないし・・・日本語は難しいですね。

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